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2005年 05月 02日 ( 2 )

面白い!巷説百物語は設定の導入もあった為か、間延び気味だったのに対して、既にシリーズとして設定が確立されているだけに、テンポも速い。そして京極お決まりの、事件、複線をばら撒き、最終的には一つの筋に見事に纏めるテクニックが光っていた。
ただ、内容は京極堂シリーズの様に惨い、切ない、哀しい感じ。
6編の中の一つ「狐者異」はWOWOWで堤監督、渡部篤朗主演で放送されているのだが、一度是非見てみたい!


後巷説百物語が文庫化する日は相当先だろうけど、待ち遠しい。今は前巷説百物語を連載中だそうで。

姑獲鳥の映画公開に合わせて京極堂シリーズ最新作「邪魅の雫」がハードカバーで出るようだが、文庫派としては早く「陰摩羅鬼の瑕」を文庫化して欲しいなぁーーと。で、邪魅が出たら京極堂シリーズも残す所あと二冊?・・・か。



「―祗右衛門は」
「祗右衛門は?」
「本当に―過去二回死んでいるんでやすよ」

「しかも―二回とも」
「二回とも?」
「首を斬られて死んでおりやす」

by rucie4 | 2005-05-02 21:37 |

指切りの事

続巷説百物語を読んでいて、指切りに関する台詞が出てきて、ちょっと怖いと思った。
幼い頃はただ、約束事の決まり文句として多用して何も考えなかったけれども、よくよく考えると凄い台詞だ。

「指切り拳万、嘘吐いたら針千本飲ます。指切った」

恐ろし過ぎる。昔ながらの童謡にも悲しかったり恐ろしかったりするもの(一説としてのモノも多いが)が伝わっていたりして、中々面白い。籠目籠目、花一匁、通りゃんせ…etc。民俗学の面白さというのはこんな部分にも現れているのかもしれない。



「指切りいうンは子供の遊びやないで。恋しい相手に己の思いを伝えるために、髪やら指やら送るのが廓の習いや。身体ァ人に預けても心はお前様のものやと、そういうこっちゃ。誠意の証やな。」

by rucie4 | 2005-05-02 20:12 | 戯言